そんな強い願いのもと、ホソカワコーポレーションは1949年7月、埼玉県浦和市(当時)小さなタイヤショップにて創業いたしました。
現在に至るまで、お客様の、そして業者様各位の「信頼」を獲得すべく、タイヤ販売業を経て、現在、弊社はタイヤ&ホイールの販売だけにとどまらない輸入車にフォーカスした「カーライフ全般」をサポートする企業として、幅広いサービスを提供するまでに変貌を遂げることができました。
無論これからについても、より一層のサービスを創造いたします。 しかしながら現在の日本は、「景気回復」が叫ばれるも、未だ好況という実感には乏しいのが現実でありましょう。
だがその一方ではモノが余りつづけ、ネット環境のワールドワイドな拡張に伴い「必要なもの以外は買わない」という堅実な消費行動が、人々の間で一般化しつつあります。
つまり、「本当の価値」「新しいバリュー」を創造できない企業は淘汰される厳しい経営環境になったことは言うまでもありません。
そんな時代のなか、わたしたちボンドグループは何を重視し、そしてどんな改革を行なっていくべきでしょうか。
まず第一に重視すべきものとして、顧客より「見えない報酬」をどれだけ得ることができるか、という課題があります。「見えない報酬」とは何か?それはひとことで言うならば「お客様から感謝される」ということです。
「次回もぜひあの人から買いたい!」とお客様に思っていただける、感謝していただけるという現象は、それだけの価値をセールスマンと設備が備えて初めて出現します。
あくまでもユーザーサイドに立ち、親身になってすべての相談に乗って初めて、私たちは見えない報酬を得ることができるのです。
本当に欲しいと思うもの以外は売れないこの時代、私たちボンドグループは見えない報酬を皆さまから頂戴できる「専門知識豊富な、輸入車およびパーツのよきアドバイザー」として、今まで以上に真摯な態度でビジネスを進めてゆく所存です。
第二のポイントとして、より一層正確で迅速な情報発信を心がけなければなりません。
前述のとおり、右肩上がりの高度経済成長期とは異なり、現在は「本当に必要なもの」以外は求められない時代。また、モノ余りの時代ゆえ、コンペティターも数多く存在します。そのような状況下で「クルマやパーツを買うなら、ボンドグループで!」とお客様に思っていただくためには、前述の「見えない報酬」を得るための各種活動だけでは十分とは言えません。
消費者ニーズがかつてない細分化を見せている中、本当に望まれるアイテムやサービスを提供できる選択眼と先見性、そして変化に即応する機動力を、私たちはさらに強化してまいります。
時代が大きな変化のうねりを迎えているなか、これらの課題を本当の意味で実現させるのは、決して簡単なことではありません。
こうした経済構造の中で、わたしたちボンドグループには、部品販売部、車両販売部門だけでなく板金部門、商品開発部門、卸業務部門、車検、整備、オーディオ取付、ナビゲーション、インターネット部門等々、10個のコアと8つの支店を持つまでにいたりました。
この各コアを今まで以上に個別に強化するとともに、それらの総体としてのシナジー効果を今まで以上に追求することで、「本当の価値」「新しいバリュー」を必ずやお客様にご提供できるよう邁進していく所存でございます。